これについてのブログを更新しました。 より正確な情報はこちらをご覧ください。 ドイツの教育音楽作曲コンクール、 「カールオルフ作曲コンクール(Carl Orff Comeptition)」に応募しました! カール・オルフは、《カルミナ・ブラーナ》に代表されるようなクラシックの大作曲家ですが、「音と動き」「エレメンタールな音楽」に根ざした子どものための音楽教育者でもあり、《オルフ・シュールベルク》に代表される子どものための音楽もたくさん残した人です。
今もオーストリアの「オルフ研究所」などで、世界的にオルフの教育音楽が研究、実践されています。 そのオルフの名を冠にした「Carl Orff Competition」という作曲コンクールが数年前から開催されていたのは知っていたのですが、なんと、今年の作曲のテーマがまさに《オルフ・シュールベルク》だというのです。 今回のコンペの作曲のお題を説明します。 《オルフ・シュールベルク》に準じた教育音楽。 つまり、通常の現代音楽やクラシックの作曲コンクールで出すような作品とは違います。
作曲家のローカルの民謡を題材にした、歌+教育楽器(オルフ楽器)+αで弦楽五重奏、という変わった編成が指定されています。 教育楽器は、リコーダー、オルフ楽器のアルトマリンバ、バスマリンバ、そして各種任意の小物打楽器です。普通の小学生達によって音楽の授業などで実践されることが想定。 形式も指定されており、
1. 民謡をそのままアカペラ。
2. 民謡+リズム系
3. 民謡+ハーモニー系
4. アドリブ
と、民謡を4周する形式。
そして、+αの弦楽五重奏は、「前奏、間奏、後奏」好きにつけていいですよ〜、いうもの。 ただし、弦五はプロフェッショナルが演奏する想定で良いが、あとの歌と教育楽器は、「普通の小学生たちが学校の授業でとりくめるような難易度、構成であること」「弦楽は書いてもいいけど、もしそれがなくても本体だけで子どもたちがとりくめること。」が条件です。 オルフの《オルフ・シュールベルク》は「エレメンタールな(基礎的な、出発点としての)音楽」ということで、極めてシンプルな音素材から音楽をスタートさせていき、繰り返しながら徐々に発展していく曲が多いです。 朴の曲は、《Bongjiga Nori》という韓国・済州島の民謡「ポンジガ」を基にした作品です。「Nori」(ノリ)は「遊び」という意味です。 (原曲は結構難しいのでここでは簡略化しています。) 弦楽は、前奏と後奏に足しました。後奏が実際のポンジガに近い感じです。 参考演奏はMIDI音源ですが、歌は僕と息子の歌で録音しています! こどものための音楽活動、広めていきたいです^^