6/2(日)に大阪音楽大学にて開催されます、「吹奏楽フェスティバル2019」のお知らせです。
作曲陣(高昌帥先生、酒井格先生)による楽曲分析や、オペラハウスでの実演つきクリニックなどが受けられる毎年人気のイベントです。しかし例年、課題曲Vだけは対象外でした。(拙作《暁闇の宴》が課題曲Vになった2015年だけは例外で、僕自身が担当しました。)理由は「需要がないから」という物悲しいものですが、確かに、関西は他地域に比べその辺は保守的といいますか、課題曲Vに取り組むバンドは多くはありません。
※ご存知ない方のために。吹奏楽コンクールの課題曲はI〜Vまであり、I〜IVは中学生初心者も演奏することを想定した難易度のものでどの部門も演奏可。Vは立ち位置が違い、「吹奏楽の開発を意図した現代的なもの」です。高校生以上の部門が対象です。 比較的Vの演奏頻度が多い関東の洗足学園音楽大学が毎年開催する吹奏楽クリニックでも、やはりVの受講者はマーチなどに比べると断然少ないです。 しかし、今回は、敢えてこの課題曲Vの楽曲分析を開催させていただけることになりました。今年の課題曲Vは《ビスマス・サイケデリアI》(日景貴文作曲)です。
今回、「作曲デザインコース」のPRも兼ねて僕が担当させていただきます。
きっと多くの方が現代曲に抵抗やとっつきにくさを感じておられたり、分析っていってもどっからどう取り組めばいいのか...そんな方もいらっしゃるかと思います。今回は「作曲デザイン」の柱の一つであるDAW(Digital Audio Workstation)を併用しながら、従来とは違う切り口でできるだけわかりやすく紐解きながら、楽譜とは違うビジュアルアプローチも織り交ぜてアナリーゼを進めていく予定です。 なので、課題曲Vに取り組まれる方、興味がある方は勿論のこと、課題曲Vはやらないけど現代音楽に興味がある、あるいはDAWに興味がある、音楽の違ったアプローチに興味がある、といった方にも是非お越しいただきたいと思っています。勿論、他の課題曲目当てで来られた方も、時間の合間に是非お越しください!そして、勿論勿論、作曲デザインコースや作曲自体にご興味をお持ちの方ウェルカムです!仮に作曲自体の経験がなくても大丈夫、是非覗いていただければ嬉しいです。
そこから、音楽に関する多様性(音楽・吹奏楽作品の多様性、作曲・作曲ツールの多様性、音楽へのアプローチの多様性など)を是非一緒に感じていただければ幸いです。
実は、これは僕からの提案で急遽決定したことで、大音のウェブサイトにもまだオフィシャルでこの情報は載っておりませんが、確実にやります! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2019年6月2日(日) 楽曲分析 課題曲V(作曲デザインコースPR含む) 14:20〜15:00 場所: B402 ※自由入場(申込不要) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 情報更新されましたら、またお知らせいたします。
宜しくお願い致します。
