作曲メソッドを考える

「誰でも2時間で絵がうまくなる」 みたいな、ワークショップをちらほら見聞きしたことがあります。

このワークショップの中身で興味深いのは、

「絵が描ける」ではなくて「絵がうまくなる」ということです。

ここでいう「絵がうまい」はつまり「写実描写がうまい」ということです。

「自分らしい絵を自由に書こう!」といって、 抽象画や印象主義的な表現に走っているわけではありません。

作曲に置き換えると、

「誰でも2時間で作曲がうまくなる」

ということで、それは、世間一般的な認識で考えれば、

「作曲が上手くなる」は「メロディーのある調性音楽の作曲がうまくなる」

ということなのだと思います。

誰でも作曲の体験をすることはできますし、

そのような時に、ミニマル・ミュージックやリズムアンサンブル、 即興演奏やペンタトニック等は入り口として便利です。 でもそうではなくて、理論的なところを押さえて、 上に挙げたような「一般的な作曲」がうまくなる、 できるようになる ワークショップみたいなことでいうと、 あまり開発されていないかもしれません。 いや、従来の方法論だといくつかあると思いますが、 最初にあげた絵のワークショップはもっとオリジナルでイノベーティブなものでした。

そのような新たな汎用性のある"一般向け"の作曲メソードはなかなか無いと思います。

まぁ、絵は程度の差があれど、 一度も描いたことがない人はほとんどいないだろうと 容易に想像できますが、 (自覚的に)作曲したことがある人なんていうのは それほどいないでしょうから、 スタートが違うということもあります。 それに、絵の入り口は自らが創作の主体でスタートしますが、 音楽の入り口はそのほとんどが、演奏でスタートし、 その中から創作に興味を持った人だけが作曲への扉を自ら開けようとします。

なので、作曲への扉がもっと見つけやすくて、 開けやすくできるような そんなメソッドを考案できれば面白いな、 と、ふと思いました。

息子がこの4月から、本格的にピアノのレッスンに通うことになりますが、

我々が子どもの時に通ったバイエル、ハノン、ブルグミュラーといった定番ではなく、

近年のピアノ教育では「バスティン」という 全く違う新しいアプローチのメソッドが台頭しており、

息子もそのバスティンでピアノをスタートすることになりました。

バスティンは、これまでのようにピアノ学習に挫折する人を 極力なくすことができるメソッドということです。

クリエイティブでイノベーティブなメソッドです。

例えばそのような、作曲の方法論。 多くの人が音楽創作の喜びを体験できるような。

今年は試運転的に、来年から本格的にいろんなワークショップや講座、 セミナーを開きたいと考えています。 子どものうたに関するものや、楽曲分析会、コライティング(共同作曲)など。 この「一般的な作曲」の扉を開くワークショップも、 メソードが開発できればできると思います。

「作曲デザイン」思考を一般向けにも広げていきたいと思います。


3/2(土)、「こどものための新しいうたコンサート」 (14時〜@京都、KBSホールロビー)も宜しくお願いします!

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