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音楽の大海原

新年快楽! 昨日は春節。新型肺炎がえらいことになっていますが、 皆さんの益々のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 春節の日は、関西吹奏楽指導者研究会のお招きにより、 吹奏楽指導者の皆様に向けた「楽曲アナリーゼ入門」という 講座を担当させていただきました。 参加された方々は、スコアリーディングや和声・音楽理論知識、楽器経験の有無まで 様々でしたが、「入門」ということで、和声や楽典などの基礎的なところも触れながら、 できるだけつかみ所のある講座を心がけました。 さらに遡ること1週間前、とある保育園の先生向けの研修で、 僕が今準備中の「パークス・キッズ・アンサンブル」(PKE)のメソッドを 試験導入してみました。 これは、楽譜を使用せずに、各々がやりたい楽器、なりたい役を決めて その時間内に朴が作曲をして一つの短い音楽劇を作って発表するというもの。 本当はもう少し時間に余裕があれば話の設定も作曲の過程も参加者と一緒に行うのですが、 この日は概ね朴主導で作っていきました。 PKEの方は、「誰でも音楽の大海原に触れることができ、純粋に(能動的に)楽しむ」ことが主眼です。 アナリーゼ入門の方は「音楽の大海原に入る為の道具や泳法技術を得るための最初の一歩」です。 どちらも、ビーチや浅瀬でのお話で、ここで海の広さ深さを少しずつしりながら 海自体を大好きになってもらって溺れないように準備しながら奥に入っていくイメージでしょうか。 しばしば音楽教育の場で見受けるのは、 道具も泳法も海の知識もままならぬままに、こどもたちを海の中に引きずり入れて、 溺れさせながら何とか泳がせているようなシチュエーションです。 それで泳ぎはうまくなるのかもしれないですが、海を好きになったり、泳ぐことを楽しんだりということとは別のことになってしまいます。 或いは、大人がコースを決めている為に、子どもたちが海の中での自由な時間が少なく感じることもあります。 僕は、こどもたちが本当に音楽が好きで音楽の世界を自由に泳ぎ、それが様々な人間的成長に繋がることを目指しています。 PKEはできるだけその理想を体現しようと準備中で、 関西吹奏楽指導者協会のアナリーゼ入門でも、終えてみてその大切な根の部分を自分自身も再確認したように思います。 アナリーゼ入門の最初に、この大海原の例えを皆さんにもお話して、改めて思ったことを今日は書きました。 (写真は研修の時のもの。参加者と話し合って、劇内容は「進撃の巨人」になりました(笑))